「意志の強さで乗り越える」「気合でやり抜く」
かつて自衛官として13年間、国の組織に身を置いていた私にとって、これらは絶対的な正義でした。
しかし、今の私は断言します。
意志や気合、根性といった精神論はまったく信用なりません。
さらに言えば「努力」という言葉すら、私は疑ってかかっています。なぜなら「努力」という言葉には「(本来やりたくない)つらく苦しいことを、歯を食いしばって耐える」というニュアンスがこびりついているからです。
今日は、私たちが陥りがちな「努力の罠」から抜け出し、あなたが本当に輝ける場所へ辿り着くための話をさせてください。
なぜ「努力」は裏切るのか
かつての私は組織の論理や前例主義の中で、自分の本音を押し殺して任務にあたっていました。それはまさに、血の滲むような「努力」の日々でした。
しかし、ベンチャー企業へ転職し、さらに現在のDX推進の仕事に就いて気づいたことがあります。
「つらく苦しいことは、そもそも長続きしないし、やり続けたところで一流にはなれない」
という残酷な事実です。
これは認知科学的にも当然のことです。脳は「不快」を感じると、元の安心できる状態に戻そうとブレーキをかけます。「嫌だけど頑張る」状態は、アクセルとブレーキを同時に踏んで車を走らせているようなもの。
膨大なエネルギーを浪費するだけで、成果という車は前に進みません。いずれ意志の力というバッテリーが切れ、燃え尽きてしまうのです。
「努力」が「夢中」に勝てるはずがない
では、持続可能な働き方とは何でしょうか?
それは「苦なく、夢中でできること」です。
私が現在の会社で、社内DXのために「PowerApps」というツールを使ってアプリ開発をしていた時のことです。
周囲から見れば「未経験のツールを、英語のマニュアルを読み解きながら習得する」なんて、とてつもない「努力」に見えたかもしれません。
しかし私の主観は違いました。
「この仕組みを作れば、もっと業務が楽になる」「パズルのようで面白い」
ただその知的好奇心と、解決したいという欲求に従っていただけなのです。時間を忘れ、貴重な昼休みにも作業に没頭していました。そこに「苦しみ」は1ミリもありません。
私がITやデジタルの世界に触れて感じたのは「ここは、夢中になれる人が最強の世界だ」ということでした。
あなたの「ついついやってしまうこと」は何ですか?
もしあなたが今、仕事がつらい、向いていないと悩んでいるなら少しだけ視点を変えてみてください。
「どの会社に行くか」ではなく「自分が苦なくできる動作は何か」を探すのです。
- 複雑なルールを整理して体系化するのが好きだ
- 論理的な矛盾や穴を見つけると、パズルのように修正したくなる
- 「もっとこうしたら効率がいいのに」とつい考えてしまう
これらは単なる性格ではありません。あなたの才能の原石です。
そして、もし上記のような思考が「苦にならない」のであれば、あなたは「エンジニア」という生き方に、驚くほどの適性があるかもしれません。
私自身「仕組みや構造を見て、より本質的な解決策を出したい」という欲求を、自衛隊という環境では活かしきれませんでした。しかし、IT・DXの世界でそれを「機能」として提供したとき、それは大きな価値に変わり、感謝され、対価を得られるようになりました。
環境を変えることは「逃げ」ではなく「戦略」
「石の上にも三年」と言いますが、もしその石が自分にとって針のむしろなら、3年も座り続ける必要はありません。それは美徳ではなく、ただの消耗です。
もしあなたが、今の環境で「努力」することに限界を感じているなら。
あるいは自分の「論理的に考える力」や「効率化したい欲求」を活かせる場所を探しているなら。
一度、ITエンジニアという選択肢を覗いてみてください。
未経験からでも、あなたのその「資質」を評価し、プロフェッショナルへと育ててくれる環境は存在します。例えば、私も注目しているこちらのキャリア支援などは、その入り口として非常に適しています。
▼未経験から「手に職」をつけるエンジニアへの道
自分らしく働けるエンジニア転職を目指すなら【strategy career】
気合や根性で自分を捻じ曲げるのではなく、自分の「機能」が自然と発揮される場所へ身を置くこと。
それこそが、人生を賭ける価値のある、本当の意味での「戦略」だと私は信じています。
あなたの人生が歯を食いしばる毎日から、時間を忘れて没頭する毎日へと変わることを心から願っています。
追伸:
今回は「努力不要論」についてお話ししましたが、私が具体的にどうやって感情を捨て自衛隊からキャリアチェンジを成功させたのか。
その「戦略的撤退」の全ロードマップを、以下のページですべて公開しています。今の現状を本気で変えたい方は、ぜひ一読してください。


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